プレシーズン中

プレシーズンって何?

と聞かれることが多々あります。

簡単にいうとシーズンが始まる前の準備期間。

野球でいうキャンプイン〜オープン戦ですね。

 

 

 

 

じゃあ具体的に何をするのか?

 

走って、走って、走ります。笑

 

日本の育成年代でもよく走っていますが、時期に関係なく走ってますよね?

スペインではこのプレシーズンの時期が1番走り込みを行います。

シーズンに一度入るとその量はほとんど無くなります。

さらに走るといっても、いわゆる持久走の類は少なく、主にボールを使ったメニューが多くを占めます。

 

例えば

プレーヤー10人、キーパー1人

ボール運びを意識してパスをしたら次のマーカーへ移動。

マークを外す動きも意識。

移動は80%以上のスプリントでストップ&ゴーを繰り返す。

 

 

 

体力作りがメインの中でシンプルな練習ですが少人数で回すことでインテンシティが高くなります。

年代によっては各マーカーでフィジカルを加えてもいいでしょう。

持久走を全くやらないわけではありませんが、日本以上に走ることは間違いなくありません。

90分間走れる体力があればいいのです。

 

 

 

 

 

 

 

プレシーズン中はフィジカル以外に戦術練習に力を入れます。

ディフェンスの場合はプレッシャーのかけ方。

オフェンスの場合はボール保持した時の動き出しなどです。

シーズン中に基盤となる動きをこの時期に落とし込みます。

5対4や9対8などのフォーメーション練習を繰り返し、問題があれば止めて確認をします。

そうしてチームを作っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

そしてプレシーズン中は練習試合を4試合以上行います。

プレシーズンの期間は1ヶ月〜1ヶ月強です。

シーズンが一度始まれば練習試合をすることはほとんどありません。

あっても年に数えるほどです。

リーグ戦でほとんどの週末に公式戦が組まれているのでその必要がありません。

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じでプレシーズンは進んでいきます。

またこの時期はトライアウトも並行して行います。

前シーズンの終了時から新チームを作り始め、

クラブの生え抜き、スカウト、代理人からの売込み、

飛び込みなどで選手を集めてプレシーズンでふるいにかけます。

(6月頃にシーズンが終わり1回目のトライアウト、バケーションを挟んで8月頃からプレシーズン開始共にトライアウトも行う)

日本からトライアウトに来る多くの選手は8月が多いです。

しかし実際は1回目のトライアウトで来る方が良いです。

8月では決まっている選手がすでにいるので枠が少ないので可能であれば

6月の時点で一度受けるべきだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

今回はプレシーズンについて書かせていただきました。

スペイン留学に興味ある方はいつでもご連絡ください。