スペインの2019-2020シーズンの行方
ヨーロッパのサッカーはコロナによりストップ!!
スペインも3月中旬から現在まで全ての試合延期されている。
アマチュア、育成年代も同様に延期!
私が指導しているアルコルコンのカデーテU-15も3月7日の試合を最後に練習とリーグ戦を全て中止・延期している。
当初は「期間は2週間」とされていたが今でも再開されない状況になっている。
残り試合数は9試合でストップしている状況だ。
単純計算でシーズンを終わらせるためには9週必要となる。
育成年代はこれを6月30日までに終わらせなければならない。
その理由は契約問題
育成年代でも契約??と思う方もいるかもしれないがヨーロッパでは当たり前な考えで、シーズン毎にどんな選手でもクラブと契約した選手となる。
つまりクラブの許可なしには他クラブへの移籍もできない。
年齢にもよるが、ほぼ全ての選手が1年契約でその契約期限が6月30日まで。
逆算すると5月2日に再開できなければ今シーズンを終了させるのは難しいです。
そんな中…
緊急事態宣言の再々延長
さらに追い討ちをかけるように5月9日まで緊急事態宣言を再々延長させる旨を発表しました。
閣議決定された後に公式声明が出されます。
つまり再開は不可能!?
私自身は今シーズンは再開は無理かな…と思います。
ここまで止まれば再度プレシーズンも行わなければ選手も試合ができる状態じゃないだろうし、
すぐにサッカーができる環境にも戻らないでしょうし、
まずは選手の安全が確認されない限りは無理ですからね。
協会からの公式発表が待たれます。
中止か現時点での順位決定か…
中止の場合
今シーズンの成績が関与されないということになります。
今までの試合結果をなかったことにして改めて来シーズンにやり直すことになるわけです。
当然今首位にいるチームは不満、逆に降格圏にいるチームは安堵することになります。
現時点での順位決定の場合
言葉の通り、今の順位で今シーズンを終了して、降格昇格を通常通り行うといこと。
残り9試合ある中で延期される直前に降格圏に入ったチームや勝ち点が同じチームがある場合に不満が出ることも目に見えます。
折衷案は??
再開されない場合、全チームが満足する決定はできないと思います。
必ずいずれかのチームが被害を被ります。
2019−2020シーズンの行方はどうなるのか…
マドリード州でも公式発表あればおしらせします!!