現地の言葉を話すということ

スペインは仲間の絆が非常に強い国民性を持っています。

家族、クラスメイト、仕事仲間 etc…

サッカーに関して言えばチームメイト同士のつながりは非常に強く、コミュニケーションを多くとることでそのつながりを強くしていきます。

つまり、言い換えればスペイン語を話せなければその輪の中にはなかなか入れないということです。

よくサッカー留学をしている子は「僕はサッカーしに来たんで」ということ言います。実際にこの仕事を始める前にそんな子を何人も見てきました。

そんなことを言える選手はプロ選手だけでしょう。

彼らは結果を残してから海外に移籍しています。仕事がサッカーなのでサッカーの結果だけで今後が左右されるのですから当然のセリフです。さらに”移籍”ですのでお金が発生しており、”選手がお金を発生させている”ということになります。

それに対してサッカー留学はどうでしょうか?

まず結果を残してきたかどうかはプロ基準でみると残せていない。プロの経験が無いわけです。そしてお金を払って来ることになります。

そんな選手が「スペインにサッカーをしに来た。だからスペイン語の勉強は必要無い」といえるでしょうか?まずスペインのサッカーに適応して積極的にコミュニケーションをとり、そのために一所懸命スペイン語を学ぶ必要があるのではないでしょうか?

ある程度話せるようになれば積極的にコミュニケーションを計れば輪の中に入れるでしょう。もちろんそのある程度話せるレベルに達するのにも時間が必要です。

それでも話せるようにならなければ選手としての未来がない。

”留学生”という立場を忘れずに積極的に学んで欲しいです。