育成年代の指導

新年1回目の投稿は育成年代の指導についてです。

 

やっぱりスペインは進んでいると思われがちですが決してそうではありません。

指導の緻密さや丁寧さ、規律などは日本も引けを取らないと思います。

何が一番日本と違うかというとコンペティシオン(競争)の激しさです。

前回の投稿でリーグ戦について書きましたが、常に公式戦が毎週末ある中で選手はリーグ戦を戦っています。

そしてその週末の招集(ベンチ入りは16人)を獲得するために練習から激しい削りあいが生まれます(怪我をさせるわけではないですよ)

各チーム最大25人までと決まっており、日本の有名高校のように100人を超える大所帯は皆無です。

常に公式戦を意識して練習から激しい競争をすることで、この国のサッカーはなりたっているのです。

日本にはトーナメントの美学があります。一発勝負の中で勝ち負けが出ることが美しいということです。

ただ育成の観点から見ると100人中18人しかベンチ入りできない、ましてや一回負ければ終わりのこの制度に疑問に思います。

練習試合ではなく公式戦に出る環境を作ることが良い育成年代の指導につながるのではないでしょうか…

 

指導しているチームの試合